人生の選択として住宅選びは大事です。
一般的家庭で、最も高額な買い物といえば、住宅です。投資での不動産を持っていたり、資産家のお家だったりしない限り、個人で不動産物件の売り買いをすることは、少ないはずです。
人生で一番重要な買い物とも呼ばれる住宅を、どんな視点で選ぶのかは、その先の家族の運命さえも決めるものだと言えるでしょう。
家を買うと決めた時、まず、選択しなければならないのは、新築にするのか、中古住宅も選択肢に入れるのかということです。
新築の物件は、当然非常に気持ちの良いものですし、間取りや造り付けの家具などに個性を出すことができるため、できれば新築の物件を買いたいと考える人も多いでしょう。
しかし、あまり資金がないという場合や、家を建築できる土地がないという時には、中古の物件の購入を検討する必要があるのです。中古物件の場合、割りと築年数が経ったものが多く、その古さや耐久性の問題から倦厭される場合もあります。
しかし、いっそのこと低料金で中古の物件を購入し、そこからリフォームをする方が、住みやすい家になることも多いのです。土地についてだけは、しっかりと希望通りの場所を選ぶ必要がありますが、建物に関しては、外観や内装への不満だけで却下をするのは、あまり得策だとはいえないでしょう。
しかしながら、中古の物件を購入する際には、いくつか注意したい面もあります。最初に重要なのは、築年数と外観だけを気にして、中古物件を購入してはいけないということです。
本当に見るべきことは、築年数という数字ではなく、実際の家の劣化具合です。いくら新しい物件であったとしても、実際は建築時の不備で雨漏りがしていて、建材に腐っている部分があった、ということになっていては、目もあてられません。
いくらリフォームをするとしても、内部の劣化は、どうにもならないこともあるのです。ただし、素人が自分の目で建物の劣化具合を判断することは難しいので、第三者の専門家に、客観的な気持ちで診断してもらうと良いでしょう。
