３分の１程度から

香典返しをする際に送る品物の相場は一般的に頂いたお香典の額の３分の１から半分程度までのようです。用語として、後者は半返しと呼ばれているようです。香典返しの相場についての注意点としては、後返しの場合、葬儀当日に香典返しをする即日返しとは違い送料などが発生することです。ですが、現在では送料無料などの品物を置いているお店もあるので、予算を抑えたい場合は上手く活用していくと良いでしょう。

基本的には香典返しでの定番の品物というとお茶やお菓子などの食品だったり洗剤、タオルなど日用品関連、つまりは消え物が良いと考える方が多いようですね。今ではそれら以外でお相手に選ぶ楽しさを味わっていただくというような意味でもカタログギフトなどを香典返しの品として選ぶ方も増えているようですね。受け取る側が好きなものを選択できるので、お相手に好まれるか否かでいうなら外れの確率が少なく合理的な贈り物と言えるのかも知れません。

香典返しについては、それを行う時期にもある程度常識が存在します。

故人が亡くなってから４９日間を「中陰」と呼び、この間は当人が極楽へ行けるか否かの裁定が７日ごとに行われ、そしてそれが判定されるのが４９日目の時であり、この日を「忌明け」と言うようですね。香典返しについては、一般的にはこの忌明けの後に行われます。ただ、地方によってもしきたりは異なり、最近では葬儀の当日に香典返しを手渡しする即日返しというものもあるようです。