コンピュータウイルスを検出したり除去してくれるソフトウェアをセキュリティソフトと言う人もおりますが、一般的にはアンチウイルスソフトウェアと呼ぶのが正しいです。コンピュータのセキュリティ対策のソフトウェアなわけですが、多くのセキュリティソフトを1台のパソコンにインストールするのは駄目だと言われています。
何個ものアンチウイルスソフト(セキュリティソフト)を、パソコン一体のみにインストールしている人はかなりいますから、このことが本当だとしたら、そのような人達は正常にパソコンを使えていないことになるはずです。しかし、実際に複数のセキュリティソフトを入れているのですから、その複数のセキュリティソフトは機能的にぶつかりあって問題を起こしていないことになります。
なおかつ言うと、OSの起動不良などの問題も起きていないということになります。それら全ての人が、セキュリティソフトが機能的に競合しないようになど考えているはずはありません。一つのセキュリティソフトだけでは心配だから、他にもインストールしているだけです。
セキュリティソフトによっては、他のセキュリティソフトのインストールを阻んだり、キャンセルするものもあります。こういった場合は、いくつかを始動しているだけで、全てのセキュリティソフトウエアが動いているわけではないわけです。複数のセキュリティソフトをインストールしているので、そのどれもが動いているものと思いこんでいる人がいるのですが、思いがけないときに、実は動いていなかったと気づいてびっくりすることがあります。
一度、きちんと確認してみることをおすすめします。実は動いていないということを経験する人は少なくありません。
ただ、そういった状況でも、その他にインストールしているセキュリティソフトの全部が動作していないということはまれですから、その点は心配いらないとは思いますが、動作してもいないセキュリティソフトウェアを入れておくのはムダなことではあります。
セキュリティソフトには、さまざまなものがあり、それは設定によって変えることができます。インストールを拒んだり、ほかからの攻撃を拒んだり、アクセスを拒むなどはどれもウィルス対策の物です。しかし、どれも拒んでいては肝心の作業ができないという難点もありますから注意しましょう。これらを設定によって解除し、使いやすいソフトウェアにする必要もあります。セキュリティソフトの導入も仕様によって考えなければなりません。